【メモ】結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 藤由達藏

 

・「気分」と「視座」を変えること

・行動するために大切なのは「気分」(モチベーションではない)

・行動しない人は、「残り時間」と「仕事にかかる時間」がわかっていない

・「自分一人で頑張る」という発想を捨てる
⇒行動できなくなる原因には、「自分だけの力で何とかしよう、しかし解決するのに時間がかかる」ということが多い。

・行動できない人は、3つの「不安」で思考停止する
 1.過去にとらわれて陥る不安(過去の失敗体験を引きずり、動けなくなっている)
 2.未来にとらわれて陥る不安(想像しただけで行動しないとフリーズする)
 3.現在にとらわれて陥る不安(現在起きていることの一部分に囚われて、それがあたかも全てであるかのように感じている状態)

・行動できない人は、失った自信を放置する

産業革新投資機構での役員辞任

 半官半民の産業革新投資機構だが、前身のときから9.5官0.5民のような感じだったが、役員が一気に退任し、組織としてはめちゃくちゃになっている。
 税金を企業活動への投資ということで色々とチャレンジもしづらいだろうし、今のこの国に投資すべき企業がどれだけあるのだろうか。
 官民ファンドは名前だけ聞くと官と民の強味をいかしたファンドという期待があるが、水と油のようにうまく溶け合わず組織として破綻してしまっている。
 これに限らないが、何のために活動をしているのか、これを考えたのは実益よりもこういう活動始めた自分の評価を上げることが主眼となっていたのではないか。

【感想】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡

まとめ

・仕事はスタートダッシュで行い、仕事の難易度や日程を見積もる
  (仕事はやってみないと難易度や工数は十分に見積もれない)

・目的のない勉強はしない
  (将来役に立つだろう程度の勉強では、真剣度や集中度が不足する。
   実際にやりながらでないと身につかない。)

 

 

【メモ】武器になる哲学 山口周

組織

・(今のこの時代では、)どのようなリーダーシップが理想的なのか?
⇒国としての成長はストップしている。飢えることは極小となっている。
マキャベリズムは国家存亡の危機の時期に書かれたもの。

・より良い意思決定の方法は?
⇒同じような人間が集まった集団での意思決定は悪い結果をもたらす
⇒意識的に「悪魔の代弁者」役割の人を入れる

・解凍⇒混乱⇒再凍結

・「他者」と「自分」の世界の見方は異なるため、自分について気づく契機となる。

・権力格差指標
上司に異論を唱えられる風土はあるか?
⇒組織ピラミッドの中で弱い人の意見を取り入れられるか?

・反脆弱性
⇒「脆さ」は測れるが、「リスク」は測れない。
⇒今のシステム(環境)が危機に陥った時に再起できるか?
⇒例えば今いる会社が潰れた場合には、再起できるか?

 

社会

・疎外
⇒分業により仕事は苦痛と退屈を併せ持つようになる。
⇒「生産性(組織のパフォーマンス=いかに効率良く金を生み出せるか)」のみが問われるようになる。
⇒自分たちが生み出した資本主義に、(労働者は)振り回されている

アノミー的自殺
⇒自由からの逃走の内容に近い?

・同質なものに嫉妬を抱く
⇒例えば同じ職場の人

・我々の「消費」の欲求は「社会的」なものである

 

読んでみたいもの

  1. 脆弱性
  2. 資本論
  3. 自殺論
  4. 逃走論
  5. 自由からの逃走
  6. 社会心理学講義

【ラノベ】ヒマワリ:unUntopical World 7 ( 林トモアキ)

 お気に入りの作者の一人である林トモアキの作品。1巻から比べると大分風呂敷が広がりあと一巻で収まるのかは疑問である。

 一応、本シリーズのラスボスの正体も本巻で明らかになったが、今までのようにハチャメチャしていて面白い。

 レイセンの終わりが伏線を多数ばら撒いたまま終わったので、本シリーズでは風呂敷をきちんと畳んでくれると幸いである。また、新しいシリーズで回収するのでもよいけれども。

【映画】ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生

 一作目と二作目が続いているとは知らなかった。ファンタスティックビーストの一作目を映画館で見たので、金曜ロードショーは見なかったが見ておけばよかった。。。

 ファンタスティックビーストはハリポタと比べてストーリが明快だし、登場人物が皆大人なので成長はストーリに入っておらず、事件の解決に焦点があたっていて見やすい。

 題名にもあるように搭乗する魔法動物が様々で見ているだけで面白い。日本や中国の妖怪も出ており、CGの制作も大変そうだなとスタッフロールを見て思う。

 最近は映画を劇場で見ていなかったが、良い作品は劇場でみるとより楽しめる。次回作は2020年のオリンピックくらいか。続きが楽しみだ。

働くことについての雑記

始めに

・なぜ働くのか?

  1. 社会的なポジション

・働くことに楽しみが無い場合には、金銭をより多くもらうことに焦点が向かう。または、仕事にかかるリソースである時間や体力、ストレスを最小限にする方向に向かう。

・仕事に楽しみがある場合には、金への執着は小さくなるのだろうか?

・そもそも人間の中には怠けたい、楽をしたいという気持ちがある。自分の中にも週五日も働きたくないという考えがある。できれば週三日くらいの労働にしたい。

・仕事をする時間をなるだけ減らしたいという考えの背後には、「仕事がつまらない」という気持ちがある。つまらないにとどまらず、時にはものすごくつらい気持ちになるときがある。

・「仕事を楽しくする」にはどのように条件を整える必要があるのだろうか?

  1. 仕事の行為そのものに価値がある(自分が関わっているものに意義が感じられないとつまらなくなる。同じようなものが世の中にありふれており自分がそれを行う価値が見つけられない。ただ会社が利潤を得るための駒になっている。自分が行っていることは世の中に価値を与えているのか、人のためになっていないのではないかと考える)
  2. 仕事で関わる人(職場の人間関係は仕事を進めていく上でとても重要である。特にどのような上司が上にいるのかは重要。上司の存在は部下のモチベーションに大きく関わる。上司が変わることで職場の環境は大きく変わる。職場の風土といったものも良くないものが蓄積するようになる。職場の風土はすぐには変わらず、部署の人が大きく入れ替わるぐらいでないと変わらない。多くの職場では上司が部下を評価し、部下が上司を評価する環境がない。そうなると上司は更に上の上司の顔色を窺うようになり部下の様子を見なくなる。こんな上司はヒラメ上司と呼ばれるらしい。)
  3. 職場の仕組みや環境(最近は働き方改革の影響により労働時間の削減が進んでいる。改革というほどでないと思うが、改革という言葉は多用されすぎている気がする。労働時間を減らすために仕事の総量削減や、効率的な仕組み(労働効率の上昇)により減らすのが常道だと思う。しかし、世の中はそう上手くいかず労働時間にのみ制限がかかっている。効率化により減るのではなく、減らした結果で効率化しようとしている。こういった状況が短期的には成り立つが長い目で見ると色々と弊害が生まれるだろう。こういうのは最近は時短ハラスメントと呼ばれている。昨今の世の中は、中長期的な考えで物事に取り組んでいる気がしない。直近の成果や結果に注力しすぎている。)

・働くことについて何ができるか?

  1. 変わることを信じて意見を言い行動する。(あまりに極端な行動をすると、叩かれるのでしたたかに行動する必要がある。会社以外に金銭を得る手段(生活できるぐらい)があるとクビになってもいいやと大胆にできる。生活のセーフティーネットを作っておくことが必要だ)
  2. 自分が働くことで作りたい世界はどのようなものか?(楽しく過ごせる世の中ならハッピーになる。自分はどうすれば楽しく過ごせるのだろうか?娯楽?欲望を満たせる環境?自分は何をしたいのか?受動的ではなく能動的にかかわっていくことか?他人からの称賛がそんなに欲しいのだろうが、そのことに本当に価値はあるのか?今までの経験や世の中の風潮でそう思わされているだけではないのだろうか?)
  3. 自分が今持っている特権は何か?
  4. 自分が宇宙人だとしたら今の環境はどう見える?
  5. 自分の周囲の「何となくのルール」は無いか?

・日本が経済的に衰退するとどうなるか?

  1. 金を稼がない日本はアメリカにとって価値はあるのか?周辺の国との関係性はどうなるのだろうか?日本という国の体裁を保っていられるのか?外貨を稼がずにやっていけるのか?輸入するにも金が多く必要となる。
  2. モノがなくても今のまま暮らすことはできるが、資本主義が進んだ他国はどういった行動をとるのだろうか?日本はそれに対応できるのか?

 

 

 

 

 

・読んだもの

  1. ぼくらの仮説が世界をつくる 佐渡嶋庸平 ダイヤモンド社
  2. なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡