働くことについての雑記

始めに

・なぜ働くのか?

  1. 社会的なポジション

・働くことに楽しみが無い場合には、金銭をより多くもらうことに焦点が向かう。または、仕事にかかるリソースである時間や体力、ストレスを最小限にする方向に向かう。

・仕事に楽しみがある場合には、金への執着は小さくなるのだろうか?

・そもそも人間の中には怠けたい、楽をしたいという気持ちがある。自分の中にも週五日も働きたくないという考えがある。できれば週三日くらいの労働にしたい。

・仕事をする時間をなるだけ減らしたいという考えの背後には、「仕事がつまらない」という気持ちがある。つまらないにとどまらず、時にはものすごくつらい気持ちになるときがある。

・「仕事を楽しくする」にはどのように条件を整える必要があるのだろうか?

  1. 仕事の行為そのものに価値がある(自分が関わっているものに意義が感じられないとつまらなくなる。同じようなものが世の中にありふれており自分がそれを行う価値が見つけられない。ただ会社が利潤を得るための駒になっている。自分が行っていることは世の中に価値を与えているのか、人のためになっていないのではないかと考える)
  2. 仕事で関わる人(職場の人間関係は仕事を進めていく上でとても重要である。特にどのような上司が上にいるのかは重要。上司の存在は部下のモチベーションに大きく関わる。上司が変わることで職場の環境は大きく変わる。職場の風土といったものも良くないものが蓄積するようになる。職場の風土はすぐには変わらず、部署の人が大きく入れ替わるぐらいでないと変わらない。多くの職場では上司が部下を評価し、部下が上司を評価する環境がない。そうなると上司は更に上の上司の顔色を窺うようになり部下の様子を見なくなる。こんな上司はヒラメ上司と呼ばれるらしい。)
  3. 職場の仕組みや環境(最近は働き方改革の影響により労働時間の削減が進んでいる。改革というほどでないと思うが、改革という言葉は多用されすぎている気がする。労働時間を減らすために仕事の総量削減や、効率的な仕組み(労働効率の上昇)により減らすのが常道だと思う。しかし、世の中はそう上手くいかず労働時間にのみ制限がかかっている。効率化により減るのではなく、減らした結果で効率化しようとしている。こういった状況が短期的には成り立つが長い目で見ると色々と弊害が生まれるだろう。こういうのは最近は時短ハラスメントと呼ばれている。昨今の世の中は、中長期的な考えで物事に取り組んでいる気がしない。直近の成果や結果に注力しすぎている。)

・働くことについて何ができるか?

  1. 変わることを信じて意見を言い行動する。(あまりに極端な行動をすると、叩かれるのでしたたかに行動する必要がある。会社以外に金銭を得る手段(生活できるぐらい)があるとクビになってもいいやと大胆にできる。生活のセーフティーネットを作っておくことが必要だ)
  2. 自分が働くことで作りたい世界はどのようなものか?(楽しく過ごせる世の中ならハッピーになる。自分はどうすれば楽しく過ごせるのだろうか?娯楽?欲望を満たせる環境?自分は何をしたいのか?受動的ではなく能動的にかかわっていくことか?他人からの称賛がそんなに欲しいのだろうが、そのことに本当に価値はあるのか?今までの経験や世の中の風潮でそう思わされているだけではないのだろうか?)
  3. 自分が今持っている特権は何か?
  4. 自分が宇宙人だとしたら今の環境はどう見える?
  5. 自分の周囲の「何となくのルール」は無いか?

・日本が経済的に衰退するとどうなるか?

  1. 金を稼がない日本はアメリカにとって価値はあるのか?周辺の国との関係性はどうなるのだろうか?日本という国の体裁を保っていられるのか?外貨を稼がずにやっていけるのか?輸入するにも金が多く必要となる。
  2. モノがなくても今のまま暮らすことはできるが、資本主義が進んだ他国はどういった行動をとるのだろうか?日本はそれに対応できるのか?

 

 

 

 

 

・読んだもの

  1. ぼくらの仮説が世界をつくる 佐渡嶋庸平 ダイヤモンド社
  2. なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡