生産性向上はもう限界だ

働く時間は減ったが

 近年、労働時間は減っている。ただ、個人の感想として精神的には疲労がたまってる。

 労働時間が減ったからといって仕事の総量が減っているわけではない。仕事の効率を上げることで何とか仕事をこなしている。限られた時間の中で同じ成果を出さなけれならず仕事中はいつも追われている。追われながら仕事を終えても、残業時間が減っているため収入としては減っている。仕事で精神をすり減らして削った時間は、残業代抑制となっているだけのように感じる。

 世の中の流れとして働き方改革イコール生産性向上となってしまうのが不安である。生産性向上の場合、ほとんどその負荷は労働者に還ってくる。会社が無理なく生産性を上げる方策が無いまま、残業時間の制限を実施するのは良くない結果を起こす。こういったルールは全従業員一律に行われるであろうし、元々ギリギリでこなしていた人は無理である。無理な場合どうやって仕事をこなすのか。労働時間が管理されている場合、開始時間と終了時間は変えられない。そうなると、まず休憩時間も仕事をするようになるだろう。休憩時間であれば、管理も難しいだろうし最も行いやすい。

 あとは仕事を断る必要がある。自分のタスク分しかやらなくなる。断った仕事はどこへ行くのか、おそらく順々に下に行き若手に行くのだろう。若手は雑務が増えて本業にかける時間が減り仕事を覚えるスピードが遅くなる。

 上記以外にも色々と弊害はあるだろうが、まあ世の中全体として数年は持つだろうが、会社としてはいびつな構造になっていくだろう。いびつな組織では、人口が減っていく日本企業はやっていけないだろう。これからはフィリピンなど他の国がさらに発展し日本は衰退していくだろう。衰退していく中で企業はどうするかというと、まあ人件費を減らす方向に向かうだろう。そう遠くない未来はホワイトカラーの残業代が無くなるだろう。まあ、しばらくしたら給料は成果を出した分だけもらうものだ、という世論になってみなし残業代コミコミの給料になるだろう。そのときの残業代は、いびつながらもやりくりして減らした残業時間が元になり、時間あたりの給料は減っていくだろう。

つまり

 今、推進している働き方改革は逆に労働者の首を絞める可能性があること。自分たち労働者の実質的な給料は減り、さらに国内の景気は低迷しそうな予感がする。

 ルールを守ろうとすると弊害が出てくる、人間は不完全なのだから厳密なルールの中では生きにくい。

自分はどうするか

 減った給料の中でやりくりするよう生活を変えるしかない。仕事のストレスを減らすようメンタルに気を使う。衰退していく日本の中で、まあ自分なりに楽しくやっていくしかないな。適度な無責任さのスタイルでいこう。