【メモ】私の財産告白 本多静六

私の財産告白(本多静六)を読んだ感想及びメモ

目的ときっかけ

何か読んだ本の中で、紹介されていたので。価格も安いし、手軽に読めそうだったので。

感想とメモ

 一番に印象に残ったことは「仕事の道楽化」という考え方。仕事を道楽にすることが、生きていく上で大事だということ。確かに、起きている時間のほとんどの時間を仕事に費やしているので、その時間をどう過ごすかというのは重要なのは理解できる。

 考えは理解できるが、実践は難しいなと思う。著者も道楽化の方法は「勉強」と書いている。確かに、仕事に習熟することが満足度に大きく影響するなと自分の体験でもよく感じる。新しい仕事が始まるときは、なれるまでは結構ストレスを感じていた。自分の仕事に必要になることをしっかりと勉強することが、仕事をするうえで、生きていくうえで満足度を上げるのに大切だなと思う。じゃあ次は、どうやって勉強を継続していくか整理してみよう。

・貯金=通常収入×1/4 + 臨時収入

・吝嗇と節倹は全く別物である。吝嗇は出すべきものを出さず、義理人情を欠いてまでも欲張ることで、節倹とは似て非なるもの。
 節倹は出すべきものをキチンと出し、義理人情を果たすが、ただ自分に対してだけは、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指す。

・自惚れがなくなってしまっては、人間ももうお仕舞いである。自惚れの拍車は各人を三塚ら想像したよりも幾倍に大きくし、大きくなった自己は更に偉大なる未知の発展力を生む。